イベント名:特別展「すべてを描く萬絵師 暁斎 ―河鍋暁斎記念美術館所蔵」
主催:公益財団法人香雪美術館、朝日新聞社
協力:公益財団法人河鍋暁斎記念美術館
会場:中之島香雪美術館(中之島フェスティバルタワー・ウエスト4階)
最寄駅:大阪メトロ四つ橋線「肥後橋」駅下車4番出口直結、京阪中之島線「渡辺橋」駅下車12番出口直結、大阪メトロ御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅下車7番出口より徒歩5分
開催期間:2025-04-26~2025-06-01
休館日:月曜日
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
ただし、5/16(金)、30(金)は10:00~19:30(入館は19:00まで)
ギャラリートーク(学芸員による解説 所要45分程度):5/16(金)17:30~、5/17(土)15:30~、5/20(火)15:30~、5/23(金)15:30~、5/27(火)15:30~、5/30(金)17:30~、5/31(土)15:30~
入場料:一般1,600円、高大生800円、小中生400円
お問い合わせ先電話番号:06-6210-3766
URL:https://www.kosetsu-museum.or.jp/nakanoshima/exhibition/kyosai/
チケット購入:https://www.e-tix.jp/kosetsu-museum/
詳細情報:河鍋暁斎(1831〜89)は、幕末から明治時代前半に活躍した絵師です。確かな画技と古典学習に支えられ、神仏、美人、風俗、鳥獣など様々な画題を、ユーモアや風刺、妖艶さをも伴う画風で、肉筆画・版画・版本などの形式を問わず描き、その多彩さは”何でも描ける”と喝采されました。そうした画業の根底には、狩野派としての研鑽・矜持があることが、近年再確認されています。暁斎は数え七歳で浮世絵師の歌川国芳(1797〜1861)から絵を学び、十歳で狩野派に入門、早くも十九歳で修業を終えました。浮世絵と狩野派、二つの流れに与したことが、彼の画業をより彩り鮮やかなものにしているのです。
大阪で初の河鍋暁斎展となる本展は、暁斎の曾孫・河鍋楠美氏が創設し、館長を務める公益財団法人河鍋暁斎記念美術館の所蔵作品を中心に、榮太樓總本鋪蔵「枯木寒鴉図」を特別出陳すると共に、暁斎旧蔵の「戯画図巻」をはじめ、香雪美術館が所蔵する狩野派、中国絵画作品にも触れつつ、正統派絵師として彼を賛える機会を創出します。本流として彼の画業を捉えることは、徹底するほど、網からこぼれるものが生じます。そこに暁斎絵画の真髄が見出されるかもしれません。