「渋くて、ピッタリだ。」大阪・喜連瓜破で「なんのはなしですか」
「喜連瓜破です」 「渋いですね」 大阪の住宅街、喜連瓜破にある、昭和のながやの雰囲気を残した「ぐるぐるそだつながや」で、初の「なんのはなしですか」フェスティバルを開催することになり、いろいろな方から言われた言葉だ。 渋いのか。ピッタリじゃないか。それが、私の第一印象だった。「なんのはなしですか」とは、たった一つの言葉である。この言葉を使って創作する人を、私はnoteという創作プラットフォームで集めてきた。私は、皆が集う場所をnoteの街の「路地裏」と名付けた。 ここに集まる人たちは、既存の表現の枠に収まらない人が多い。創作は、誰かの役に立つものだと思われがちだ。誰かのために書く。誰かに何かを届ける。誰かの役に立つものをつくる。 けれど、「なんのはなしですか」は違う。

誰が何を面白いと思うかなんて、誰にも分からない。私たちの日常は、役に立つものではないかもしれない。でも、誰かが共感してくれるものかもしれない。その中で、自分の本当に好きなことを表現できる人が集まってきた。 私はくだらないことが、好きである。 そういう毎日を大切にし、役に立つものではなくとも、日常には価値があると示したい。そうやって、ここまで続けてきた。初の関西開催となる今回のテーマは「失敗」だ。 「なんのはなしだったか分からない。でも、楽しかった」 皆で、そんな一日になればいいと思っている。施設のオーナーは、こう言ってくれた。 「ここは、失敗できる場所として提供している。大いに失敗してほしい」 ほらね。 渋くて、「路地裏」にピッタリだ。 なんのはなしですか コニシ木の子|「なんのはなしですか」発起人・路地裏案内人 noteを中心に広がった「#なんのはなしですか」は、累計2万6,000件を超える投稿、1,000以上のアカウントが参加。文芸、ZINE、イラスト、音楽、商品、イベントなど、ジャンルを越えた表現が生まれている。 コニシ木の子|note https://note.com/moto2_hero