和泉市久保惣記念美術館

 和泉市久保惣記念美術館は、1982年に開館した和泉市立の美術館です。「久保惣」 (久保惣株式会社)は、明治時代からおよそ100年にわたり綿業を営み、泉州有数の企業として大きく発展しました。1977年の廃業を機に三代惣太郎氏が代表して、所縁の地である和泉市の地域文化発展と地元への報恩の意を込め、美術品、および美術館の建物、敷地、基金が和泉市へ寄贈され、開館したのが「和泉市久保惣記念美術館」です。

 現在では日本と中国の絵画、書、工芸品など東洋古美術を主に約12,000点を所蔵し、所蔵品をいかした年4~5回の企画展と年1回の独自企画の特別展を開催しています。展覧会以外にも、茶会やコンサート、市民による作品展など、市民の創作活動並びに発表の機会と場を提供し、市の文化振興につとめています。

【公式サイト】

https://www.ikm-art.jp/