生駒ビルヂング

重厚な趣きでそびえる生駒時計店の本社ビルは昭和5年(1930)に建設されたもので、界隈を代表する近代名建築のひとつ。堺筋難波橋や柴島浄水場などを手がけた宗兵蔵氏の設計によるもので、屋上の時計塔や振り子のデザインが施された出窓や丸窓、入り口2ヶ所とショーウィンドウ5ヶ所の計7ヶ所に据えられた鷲の彫刻などが目を引く。入口正面のイタリア産大理石を使った階段やステンドグラス、スクラッチタイル(手掻きの縦縞模様のタイル)の壁面などにも歴史が漂う。

【公式サイト】

https://www.ikoma.ne.jp/