
森の道-青い森
作者:田﨑飛鳥(株式会社ヘラルボニー)
作者である田﨑飛鳥氏は父の勧めで絵を描き始めました。東日本大震災で被災し、家と200点に及ぶ作品を失いました。身近な人々の死にも精神的なショックを受けてしばらく制作から遠のいていたが、変わっていく街の様子に向き合い制作を再開しました。
《森の道ー青い森》に見られる鮮やかな色使いについて、田﨑氏自身は「色は心が聞いている」と言っています。
宮沢賢治の『虔十公園林』の杉林のように、直立する樹々の深い緑の間を爽やかで涼やかな風が駆け抜けるようです。